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初公開?船便輸入費用の内訳
実は船便より航空便の方が安い?

2020/06/24
発信者 : ISHIZUKA

こちらの記事は、関係業界の方からはクレームをいただくかもしれませんが、輸入初心者の個人、中小企業者のためにあえて公開させていただきます。
問題がある場合は即刻削除させていただきます。
また記述や表現に間違いがある場合は、ご指摘いただければ訂正させていただきますのでご連絡下さい。

通常、海外の方が「日本へなら船便でUS$300で送れますよ。」という場合、ほとんどが船会社に支払う海上運賃のことを指していると思います。

でも、この金額だけで商品を海外から輸入できると思ったら大間違いなのです。

まず、貨物(商品)が日本の港に到着すると、船会社の代理店から「貨物到着案内(Arraival Notice)」という書類が、ファックスやメールで送られてくるか、電話連絡があります。

そこには、およそ以下のような内容が書かれているか、聞かれるはずです。

貨物が○○港に到着しました。以下の費用をお振込み下さい。
輸入申告はどちらに依頼されますか?

  1. Ocean Freight (海上運賃)・・・US$100 x 3M3 = US$300 (¥33,000)
  2. CFSチャージ・・・¥3,980 x 3M3 = ¥11,940
  3. THCチャージ・・・¥2,300 x 3M3 = ¥6,900
  4. Document Fee・・・¥5,000
  5. D/O Fee・・・¥10,000

合計 ¥66,840

「確かに、海上運賃はUS$300。でもそれ以外に¥33,840も支払う必要があるの?」と思うはずです。

この¥33,840は、簡単に言えば、「貨物(商品)を船から降し、港の倉庫に運び、コネテナの中から取り出して、貨物が到着したことを連絡する。」為に、代理店に支払わなくてならない費用になります。

この費用は、代理店により異なりますが、貨物(商品)の大きさや重量が大きくなれば高くなります。また、ほとんどの場合、最低料金が1M3(1立法メートル)に設定されています。
つまり、30cm角の小箱1個でも、100cm角の大箱1個と費用は同じになります。

また、早く貨物を引取りに行かないと倉庫での保管費用が請求されますので、これもご注意下さい。

でも、ここで費用を指定の口座に振り込んでから、貨物を引取りに港へ行っても貨物は受け取ることはできません!
その前に税関に輸入申告をして、輸入を許可してもらわないとなりません。

この税関への輸入申告手続きについては、次回に説明させていただきます。