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イタリアでの最新ショッピング事情

2020/10/21
発信者 : ISHIZUKA

イタリアイメージ

イタリアの消費税IVA(付加価値税)は現在22%です。

これは、本来ならEU圏外の国へ商品を輸送する場合は支払う必要はないのですが、還付の手続きが面倒で時間もかかります。輸出に慣れた企業や免税店でないと「日本向け」と伝えても、この分を差し引いてくれないケースがほとんどです。

イタリアは脱税が多いらしく、防止策として2019年1月からイタリアの全ての販売業者は、販売時に税務署のオンラインサイトに接続し、電子インボイスを発行しなくてはならなくなりました。
これは、イタリアの屋台などでの買い物や食事をしても、電子インボイスを発行しないとならないようです。

この影響からでしょうか、イタリアで商品を購入し日本へ商品を送るのが、以前より難しくなっています。思うに、EU圏外輸出で消費税還付をうけて税務署にマークされたくないのだと思います。

なので、輸出手続きの不要なEU圏内だけで充分ビジネスになるのであれば、あえてEU圏外に取引を拡大したくないという、内向きな流れが出てきているような感じがします。

イタリアのebayのサイトを見ても、『イタリア国内配送のみ』の表示や、EU圏外への発送を断られるケースが多発しています。

イタリアの個人の売り手の場合、節税対策で現金取引を持ち掛けられるケースが、他国と比べて多い印象があります。

ただ、現在イタリアではEuro 1,000を超える金額の現金取引は違法のようです。
Euro 1,000だと日本円で約13万円。この金額なら、土産物やホテルの支払いなど、観光客なら現金で購入する場合もあると思うのですが・・・。

イタリア旅行に行かれる際は、クレジットカードは必須だと思います。